逆流性食道炎はストレスで悪化することもある?

酸性度の強い胃酸を含む胃の内容物が食道に逆流することで、食堂の粘膜に炎症が起きた状態を逆流性食道炎と言います。
食道には胃酸に対する防御機能がないため、繰り返し胃酸にさらされることで炎症を起こし、粘膜がただれたり潰瘍が生じたり、胸やけや呑酸などの不快な症状を起こします。
原因は病気によるもの、加齢などさまざまですがストレスも原因の一つです。ストレスと胃は密接な関係にあります。
大きなストレスを感じると迷走神経という胃の分泌をつかさどっている神経を刺激します。そして胃液の分泌が増えてしまいます。
本来、胃の中に食べ物が入っていない時は胃液は分泌されませんが、空腹時でも胃液が出てしまいます。
またストレスを感じると交感神経という体の状態を活発にする神経が過剰に働くようになります。
交感神経は身体の各器官の動きを調節する大事な役目を担っている神経です。
これが活発になると身体は休むことができなくなり、各器官にさまざまな不調が起こります。
胃と食道の境にあって、胃の内容物の逆流を防いでいる下部食道括約筋の動きにも異常が起こります。
この筋肉は食道から食べ物が通る時は筋肉が緩み食べ物を胃に送り、胃の中に内容物がある時は逆流を防いでいます。
この筋肉には胃液に弱い性質もあります。ストレスで胃液の分泌が増え、下部食道括約筋の働きが悪くなり逆流が起こり、逆流性食道炎が発症します。
またストレスにより食道の粘膜の神経が過敏になることも逆流性食道炎の要因です。
食道の粘膜が胃液の酸による刺激に過敏に反応することで、本来感じない胸やけ、呑酸などの不快症状を感じることで逆流性食道炎を自覚します。
この病気の初期の段階では食べ物を飲み込んだ時にのどに詰まりやすくなる、詰まったような感じがするなどの症状が起こります。
これらの症状を感じて放置すると、食道に潰瘍の発生などを起こし悪化するので症状を自覚したら早めに医療機関を受診することが大切です。
治療は下部食道括約筋の動きを正常にさせる薬を飲むことで治癒します。
この病気は日頃からストレスを溜めない生活を送り、ストレス解消を行うことが予防に繋がります。

おすすめのストレス発散方法

逆流性食道炎の予防はストレスを溜めない、発散させることです。しかしお酒を飲んで発散させるのは厳禁です。
なぜならお酒に含まれているアルコールには胃液を多く出させる作用があるからです。逆流性食道炎の方がお酒を飲むと症状を悪化させるおそれがあります。
まずはストレスを溜めない生活をこころがけることです。規則正しい生活を送り、十分な休息、睡眠をとり仕事や学校、家庭でのストレスを増やさないことです。
そして解消法を習慣付けます。一番の解消法は体を動かすことです。ジョギングやウオーキングなどの運動を生活に取り入れると体力や免疫力が向上するだけでなく、ストレス耐性も向上します。
体が健康になると、精神的にも打たれ強くなります。
最近話題になっている筋弛緩法を取り入れる方法もあります。これは首や腕、お腹、足などの筋肉にぐっと力を入れて、ぱっと脱力させる運動です。
意識的に緊張をとることでリラクゼーション効果があり、ストレスがとれ夜もぐっすり熟睡ができるようになります。仕事中の休憩時間などどこでも行うことができるのが筋弛緩法のメリットです。
この他にも発散の仕方はたくさんあります。大きな声を出す、歌を歌う、自分の好きなこと、趣味に没頭する、朝起きて朝日を浴びるなどがあります。
それぞれ自分に合ったやり方を確立することが必要です。
ストレスが解消すれば毎日の生活に活気が出て、ぐっすりと良質な睡眠もとれるようになります。
逆流性食道炎などの病気の予防にもなる健康な生活には欠かせないことです。
規則正しい生活を送り、ストレスを溜めない工夫をして逆流性食道炎などの病気の防止に努め、健康診断を定期的に受けるなどの備えが逆流性食道炎の防止に繋がります。