ネキシウムは主に胃の働きを改善するために使われる薬です。
特に逆流性食道炎の治療に使われる薬であり、胃酸過多によって引き起こされる胃潰瘍や胃の不調などといった消化器系の病気の治療にも使われています。
この薬はどんな人でも効果が出ると言われており、副作用のリスクが少ないことも特徴です。
逆流性食道炎は胃酸が食道に逆流し、食道に炎症が起きてしまうという症状です。
胸やけなどがおもな症状であり、特に横になった時などに症状が酷くなると言われています。
胃酸はストレスや胃腸の機能が低下した時に多く分泌されるという特徴があります。
ネキシウムの副作用としては、便秘や下痢、味覚障害、頭痛、眩暈、吐き気などが挙げられます。
消化不良を起こした時などは軟便や下痢などの副作用が起こりやすいとされています。

便秘や下痢がひどい場合は水分補給が大切

水分補給 ネキシウムは消化器系の症状を緩和するために使われる薬ですが、便秘や下痢などの副作用が発生しやすいと言われています。
便秘になってしまった場合も下痢になってしまった場合も水分補給が効果的とされており、きちんと水分を摂取するようにしましょう。
ネキシウムを服用して便秘になってしまった場合、便が硬くなるので水分補給が効果的です。
水分が不足すると便がどんどん硬くなってしまいますし、お腹が張ったり、腹痛などの症状が出てしまうこともあります。
また、便秘が悪化すると腸閉塞という病気を引き起こし、命を落とすリスクもあるとされています。
ネキシウムを服用して下痢になってしまった場合、便と共に体内の水分が多量に排出されてしまうため、水分不足になってしまいます。
酷い場合は脱水症状が起こってしまうこともありますし、命に関わることもあるので注意しましょう。
便秘と下痢は症状が全く異なっているため、同じように水分補給をすれば良いというわけではありません。
間違った水分補給を行っても症状が良くならないこともあるので注意しましょう。
そこでそれぞれの症状に合わせた水分補給のポイントを知っておくと良いでしょう。
ネキシウムの服用で便秘になると腸内で水分が不足すると便が硬くなりますし、筋力不足などで腸の蠕動運動が滞ることにより、腸内に便が留まりやすくなります。
そのままにしておくと腹痛などが起こってしまうこともあるので注意しましょう。
便秘の場合は腸内の硬くなった便を柔らかくし、押し出せる状態にすることがポイントです。
まずは朝起きた時にコップ1杯の水を飲むと良いでしょう。
起きてすぐに水分補給を行うことにより、眠っていた腸を目覚めさせることができます。
それによって蠕動運動を促すことができますし、水分が大腸に吸収されると便を柔らかくし、便を押し出す力になってくれます。
ネキシウムによる下痢が発生した場合、体内の水分が一気に排出されてしまいます。
場合によっては半日程度で脱水症状を引き起こすこともあるので注意しましょう。
下痢の時に水分を摂るのは逆効果なのではないかと考えている人もいるかもしれません。
しかし、水分が不足してしまうのは良くありませんし、体を回復させるためにきちんと摂取した方が良いということです。
下痢の時は胃腸に負担の少ない水を摂取するのがおすすめです。
また、便と一緒に塩分や糖分も排出されてしまうため、カリウムなどを含んだ経口補水液を飲むのも良いでしょう。
水分補給が必要といっても一気に飲むと胃腸に負担をかけてしまうため、こまめに水分補給を行うことが大切です。
ネキシウムの副作用である便秘や下痢をそのままにしておくと腹痛が起こってしまうことがあります。
腹痛を和らげて脱水を防ぐためにも水分補給が欠かせません。

水分補給にも正しい方法があります

しかし、間違った方法で水分補給を行うと症状が悪化してしまうこともあるので注意しましょう。
糖分を含んだジュースは消化器系に負担をかけると言われています。
それによって下痢が悪化してしまうこともありますし、体内の水分が奪われる可能性もあるので避けた方が無難です。
また、コーヒーや紅茶などには利尿作用のあるカフェインが含まれています。
カフェインの含まれた飲み物だと摂取した水分が尿として排出されてしまいますし、さらに水分が不足してしまうので注意が必要です。
下痢が酷い時はぬるま湯や常温の水を飲むことがポイントです。
冷たい水を飲むとお腹を冷やしてしまいますし、下痢が酷くなってしまうこともあります。
また、便秘の時も血管が収縮するので血流が悪くなってしまいますし、むくみに繋がってしまうこともあります。
便秘は腸内に便が詰まって大きく膨張し、便がお腹を圧迫することで腹痛が起こってしまいます。
また、下痢でも腹痛が起こってしまうことがあります。
下痢による腹痛は食べ過ぎや飲み過ぎ、お腹の冷えなどによって症状が悪化してしまうこともあるので注意しましょう。

下痢が続くなら膠原繊維性大腸炎の可能性がある

お腹の調子が悪い女性 逆流性食道炎など消化器系の病気の治療ではネキシウムがよく使われています。
ネキシウムはプロトンポンプ阻害薬と呼ばれるものであり、胃酸の分泌を強力に抑えることができます。
逆流性食道炎は胃酸を含む胃の内容物が食道に逆流することにより、食道の粘膜に炎症が起きてしまうという症状です。
そして、胃酸の分泌を抑えることで不快な症状を軽減できると言われています。
プロトンポンプ阻害薬にはいくつかの種類がありますが、ネキシウムは2011年に日本国内で発売された比較的新しい薬と言われています。
ネキシウムの効き目は個人差が少ないとされており、一度服用すれば長く作用することも特徴です。
ネキシウムは他のプロトンポンプ阻害薬よりも即効性がありますし、安定感にも優れているということで多くの病院で使われています。
ネキシウムは1日1回の服用で効果があると言われています。
消化器系の病気に有効で副作用のリスクも少ないとされていますが、膠原繊維性大腸炎が発生してしまうことがあります。
膠原繊維性大腸炎とは大腸の粘膜にコラーゲンが蓄積することにより、下痢や腹痛が長く続くという症状です。
ネキシウムを服用して腹痛や下痢などが続く場合、一度服用を中止して様子を見ると良いでしょう。
薬剤性の膠原繊維性大腸炎はネキシウムを服用して数ヶ月経ってから発症することが多いです。
そこで気になる症状が出てしまった場合、原因となる薬剤を中止することが大切です。
中止して1週間から1ヶ月以内には膠原繊維性大腸炎の症状が改善することが多いですが、場合によっては慢性化してしまうこともあります。
胃内は基本的に無菌状態で保たれています。
しかし、ネキシウムなどの強力な酸分泌抑制薬を利用した場合、細菌を死滅させることができなくなってしまいます。
そのため経口摂取した細菌により、感染性胃腸炎などの発症リスクが高まることも分かっています。
また、小腸内がバクテリアの異常増殖により、消化不良を起こしてしまうこともあります。
胃酸が過剰分泌することで肺炎のリスクも高まると言われているため、高齢者がネキシウムを利用する場合は特に注意しましょう。
ネキシウムという薬の登場により、逆流性食道炎や胃潰瘍などといった病気は治りやすくなりました。
しかし、人によっては症状が改善しても薬を服用し続けていることがあります。
服用を長く続けるほど膠原繊維性大腸炎などのリスクが高まってしまうので注意が必要です。
胃や十二指腸は生体が必要であり、酸性を維持していることになります。
それを薬によって抑えてしまった場合、何らかのトラブルが起こってしまうのは仕方ないと言えるでしょう。

治療法がないことも

薬剤性ではない膠原繊維性大腸炎の場合、確実な治療はないとされています。
ネキシウムは逆流性食道炎に有効な薬として知られていますが、胃炎や胃潰瘍の再発を繰り返している人にも最適な薬です。
胃炎や胃潰瘍の再発を繰り返している場合、除菌療法を行うことになります。
正しく薬を服用すれば1回目の除菌療法の成功率は約75%と言われており、1回目で効果が出なくても2回目の治療で別の抗生物質を使えば効果が出ることも多いです。
抗生物質を2種類使うことで相乗効果で除菌効果を高めることができます。
また、ネキシウムなどのプロトンポンプ阻害薬を併用することにより、抗生物質の効果を高めることができると言われています。
除菌療法では1週間抗生物質を服用することになるため、腸内細菌のバランスが崩れてしまうことがあります。
それによって軟便や下痢などが起こってしまうこともあるので注意しましょう。
軽度なら最後まで飲み切ることができますが、下痢が酷い場合はドクターに連絡することがポイントです。
ネキシウム単独で除菌をすることはできません。
しかし、除菌効果を高めるためにネキシウムが使われることはあります。

胃潰瘍の症状はどのようなもの?

胃潰瘍は胃酸によって胃の粘膜が溶けて傷ついてしまうという病気です。
通常なら胃は胃酸に対する抵抗力を持っているため、傷ついてしまうことはありません。
しかし、何らかの要因によって抵抗力が弱くなってしまった場合、粘膜が消化されて穴ができてしまうということです。
胃潰瘍の症状としては、みぞおち付近の痛みや吐き気、嘔吐、吐血、赤黒い色の便が出るなどが挙げられます。
みぞおち付近で起こる腹痛は胃潰瘍の最も代表的な症状と言われています。
患者のほとんどで確認されている症状であり、鈍い痛みや焼けるような痛みを感じることが多いです。
これは主に食後に起きる症状であり、食前や空腹時などはあまり感じないとされています。
吐き気や嘔吐は何らかの原因で蠕動運動が逆に働いた場合に起こってしまうと言われています。
蠕動運動とは食べ物が口から食道を通って胃に移動する動きのことです。
胃潰瘍というのは胃に炎症が起きている状態であり、胃にかかる負担が大きくなって吐き気などが怒ってしまいます。
また、胃潰瘍になると胃液や胃酸の分泌などが増えるため、吐き気や嘔吐だけでなく酸っぱいげっぷが出てしまうことも多いです。
吐血が起きるのは胃潰瘍の悪化が原因とされています。
胃潰瘍が悪化すると胃の粘膜の傷が深くなりますし、血管を傷つけることで吐血が起こってしまいます。
胃潰瘍で吐血が起きてしまった場合、かなり重症化している可能性があるので注意しましょう。
そのため吐血が起こったらすぐに病院を受診することが大切です。
赤黒い色の便が出る時も胃潰瘍が重症化していることが考えられます。
胃の粘膜が深くまで傷つくと出血が起きてしまうのですが、その血は便と混ざって排出されることになります。
このような便が出ると胃潰瘍が胃を深くまで傷つけていると言われています。
また、赤黒い便が出ると胃潰瘍だけでなく胃がんの可能性もあるので注意しましょう。
胃潰瘍には他にもいくつかの自覚症状が起こります。
胃潰瘍を早期発見したいという場合、背中や腰の痛み、胸焼け、口臭、食欲低下などの症状があった場合は注意が必要です。
胃潰瘍を治療せず放置すると重症化してしまいますし、胃に穴が開いてしまうことなどもあります。
胃に穴が開いてしまうと激しい痛みを伴うため、早期の対処が必要とされています。
ショック状態に陥ると命の危険もあるため、胃潰瘍は早期発見と早期治療が大切ということです。
ちなみに、胃潰瘍が重症化しても胃がんのリスクが上がってしまうことは基本的にありません。
しかし、自覚症状が非常に似ているため、胃潰瘍の症状が出たら注意が必要です。
また、胃潰瘍を治療しても再発を繰り返した場合、粘膜の損傷が続くことで患部ががんになってしまうことがあります。

胃潰瘍にもネキシウムが使われます

ネキシウムは胃酸の分泌を抑制するプロトンポンプ阻害薬です。
逆流性食道炎や胃潰瘍などの消化器系の病気は胃酸の過剰分泌が大きく関わっています。
プロトンポンプ阻害薬は胃酸の過剰分泌を抑えることにより、逆流性食道炎や胃潰瘍、胃の痛み、胃もたれ、胸焼けなどの症状を緩和することができます。
ネキシウムは従来のプロトンポンプ阻害薬よりも効果が高いと言われています。
酸抑制効果が高いことはもちろん、即効性にも優れていることが特徴です。
また、従来の薬では効果が出なかった人でも効果が出やすいとされています。
逆流性食道炎の維持療法でも使われており、再発を抑制する効果が高くなっています。
ネキシウムを服用して逆流性食道炎の治療を行った場合、24週間経っても再発率は8%程度です。
一度治療をすればほとんどの場合は再発しないと言われており、従来の薬よりも優秀な効果が期待できるでしょう。
胃壁が弱っていると胃酸は胃粘膜を傷つけてしまうと言われています。
胃酸の分泌が増えると胃潰瘍などの原因になってしまうこともありますし、胃酸が逆流すると酷い胸焼けが起こってしまうこともあります。そのため胃酸の分泌を抑えることが大切です。